

「第9回瀬戸内ローズカップ’96日本グランプリパワーボートレース大会」が盛大に開催されますことを皆様と共に心よりお慶び申し上げます。
本大会も回を重ね、第9回を数えますが、大会実行委員会をはじめとした関係者の皆様方のご努力により、年々、規模、内容共に充実した大会にされておりますことに対して、敬意を表する次第です。
さて、我が国はご周知のように、四方を海に囲まれた島国であることから、歴史的にも海との関係を無視することができません。欧米列強に比べて、比較的遅く先進国の仲間入りをした我が国ではありますが、こうした背景において当然のことながら、漁業、海運については、常に世界のリーダー的役割を果たしてきたことは紛れもない事実です。
そして、このような状況の中で、海と戦い、海と遊ぶというような国民性もごく自然に培われてきたように思われます。
又、当備後地方も穏やかな瀬戸内海に面し、人々と海との関わりがとりわけ深いところでもあります。そうしたところで、昨今の若者中心に人気が高まってきているマリンスポーツの中でも、力強いパワーボートレースというまさに、“海と戦い、海と遊ぶ”の趣のある大会が開催されますことは誠に相応しいように感じられます。
今大会を契機として、本大会が益々ご隆盛に発展されますことを心よりお祈り申し上げご挨拶とさせて戴きます。

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